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材種名
アサメラ
一位
イチョウ
イロコ
エンジュ
カエデ
カヤ
桐
クス
クリ
黒柿
桑
ケヤキ
サクラ
杉
チーク
栂
トチ
桧
ヒバ
ブビンガ
米松(ピーラー)
松
ムロ
モアビ
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用途
テーブル カウンター
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日本の木の産地
スギについて
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【学名】Cryptomeria japonica
スギ科/スギ属
本州、四国、九州の広い範囲に分布するスギは、古くから私たち日本人の生活に密着してきた親しみのある国産材です。
日本固有の樹木で一属一種の樹木だが、秋田・吉野・魚梁瀬(やなせ)などの天然林の地域性品種と、全国でそれぞれ少しずつ特質が異なっている。
造林樹種のうち6割を占めている。これは日本の国土の12パーセントを占め、九州地域の面積に匹敵する。
スギの名は「直ぐなる」から来ているといい、幹は通直で細りが少ないのが特徴。枝下が長く枝は細く、加工は容易である。
スギは素直で軽く粘りやすい性質で、柱材中心の利用からその特性を最大限生かせる板材や梁材としての利用転換が求められている。
登呂の遺跡には田の畦道に大きなスギの板が無数使われていた。スギ材は早材部と晩材部の差が大きいので、その間で割りやすい。この加工のしやすい性質のため、昔から生活に必要ないろいろな器具や道具がスギで作られてきた。
スギよりヒノキが良いという信仰があるが、庶民的な木で手ごろな価格で手に入る良材と言える。
●天然スギ(地域性品種)秋田・吉野・魚梁瀬・屋久島など一般的にスギは庶民的な木とされていますが、価格的にはほんとにピンからキリまでの木です。天然スギの高いものはほんとに高い!
南のスギは脂がのって硬く締まった感じがあり、年輪も太くはっきりしています。寒いところのスギは年輪が細くせまく、脂は少なくやわらかい感じがします。
●人工植林スギ(栽培品種)青森県から四国九州までの全国の山近くの山で秋冬に葉っぱが散らない木の山は植林されたスギかヒノキの山の可能性大。特にスギは日本の森林の32%を占めています。その木の特徴も栽培品種といっても地域ごとに見るとずいぶん変わっています。
造林方法や地質、気候でずいぶん変わる。これは天然も人工植林スギも同じです。
「地のものを食べろ」と良く言いますよね。木材も近くの山で取れる品質の良いスギを使うときっと良い家になりますよ。
●スギは木目が「売り」
スギは赤身と白太がはっきりとした木。取る部分によっていろいろな表情の木材が取れます。同じ赤身と呼ばれている部分でも黒いところや、茶色っぽいところや、サーモンピンクやオレンジ色や赤黒いところがあります。また年輪がはっきりしており「スギは木目が売り」といわれます。柾目と板目でも木目の表情がぜんぜん違う。使う場所によって表情を楽しむを楽しむ...それがスギのおもしろさ。
赤身に含まれる精油成分は酒樽に用いて日本酒に木の香りを与えられます。
●スギは「万能」
スギは一本の木からいろいろな使われ方ができます。柱や梁桁などの建築構造材の他に障子や襖や雨戸などの建具、天井板等の内装材、下見板等の外装材、足場板にまで建築用材としていろいろな使われ方をしてきました。その他にも家具、桶、樽、箸、下駄など日本人の暮らしにこれほど密接に関わってきた木はスギ以外にはありません。
スギはヒノキより成長が早いので住宅の梁や桁に使えるものがとれるような大きなものも比較的安価にあるのです。
スギは戦後に植林したものが収穫期を迎えており、ヒノキと違って成長も速いので住宅の梁桁にできるような大きさの丸太が産地によっては出てきています。
スギを「梁桁」として利用することは大きくなったスギを有効利用する方法として期待されています。
スギは日本人の大多数がその木目に親しみを持っているといわれます。その木目や色を「梁桁」に使いインテリアとして取り入れてみませんか。直線的なシンプルなデザイン、構造躯体が見えているという安心感、きっと良いアクセントを持ったインテリアができあがると思います。
(↑)梁桁に使用される乾燥したスギ
(↑)左のスギの乾燥材を挽き直したらきれいな木目が現れる
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