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日本を代表する国産材檜
檜 【学名】Chamaecyparis obtusa
ヒノキ科/ヒノキ属
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福島県南部以南の本州全域、四国、九州、屋久島に分布。植林の歴史も古く、面積、木材の産出量ともスギに次いで多い。
檜
ヒノキの豆知識
  • 福島県南部以南の本州全域、四国、九州、屋久島に分布。
  • スギとともに古くから植林されており、面積、木材の量ともにスギに次いでいる。
  • 天然林は木曾、高野山、高知県西部が有名。
  • 心材の色は淡紅色で、辺材は白く木材の中では淡色のほうである。
  • 心材は腐れに対して抵抗性が高く、水や湿気に良く耐える。
  • 年輪ははっきりしていないが、木の肌は精緻で、特有の芳香と光沢がある。
  • 刃物での仕上がりも良く彫刻の材料としても最適。
  • 乾燥性も優れ湿気に強い木。
  • 針葉樹の中では成長が遅く、スギより伐採時期が遅く、割高になる。
  • ヒノキの皮は桧皮(ひわだ)と呼ばれ、濃赤褐色で飛鳥時代から神社の屋根に葺かれてきた。
  • 用途が広く、特に建築材として優良で昔から神社仏閣や宮殿などに優先的に用いられた。
高級感を演出する香り高きヒノキ
気品ある木肌
●白く美しく、そして強い
ヒノキは、その白くて光沢のある木肌が神を祭るのにふさわしい清浄感を醸し出しているため、神社仏閣に広く使われてきました。日本書紀の神代の巻に書かれたスサノオノミコトの説話にも「ヒノキは宮をつくる木に良い」と書かれています。神社仏閣は、長い年月持たせることが重要なので、耐久性に優れたヒノキが大切にされたわけです。実際、ヒノキの心材部分は、シロアリや木材腐朽菌に対してとても強いことが知られています。世界文化遺産の法隆寺を1300年支えてきた実績からしても、日本を代表する木で、世界にも誇れる木であることは間違いありません。
ワンポイント
日本の木造の伝統文化を実証している木で、世界で最も優れた針葉樹とも言われています。
植林のヒノキならお手ごろ
●高級木材の代名詞ですが
ヒノキは昔から宮殿や神社仏閣に使われてきたため、一般庶民はあまり使うことのできない木材でした。そのため一般庶民には縁の遠い木でしたが、第2時大戦後ぐらいから一般にも出回るようになり、積極的に植林も行われるようになりました。
現在では蓄積量も多くなり、安定供給もできます。天然林でなければ、決して手の出ない材ではありません。しかし、スギと比べると成長が遅いため早く切ることができず、その分時間はかかるし手間もかかります。ヒノキの割高は、こんなところから生まれているようです。また、材が高品質で、日本の伝統建築にも多用されているので、高級感を演出しているのかもしれません。
ワンポイント
ヒノキの和名は火の木から来たものといわれている。つまり、火を起こせるほど良く乾燥していて狂いも生じにくいということ。この特徴は、乾燥材を使うことが基本の建築物には最適なのです。
香りが楽しめる木材
●その香りが日本人の嗅覚を揺さぶる
ヒノキは、独特の香りを持っています。"ヒノキは香りを売る"とも言われるほどで、ヒノキ風呂などはその香りを楽しむ最高の贅沢といえるでしょう。香りの元になるのは、材の内部にある精油成分ですが、ヒノキの精油成分には、抗菌・シロアリ忌避・防ダニ効果など、様々な有効な成分が含まれています。最近では、ヒノキの精油を用いた室内芳香剤や入浴剤などの商品も出回っています。
ワンポイント
ヒノキは長い年月を経た後でも、その表層を薄く削れば新しい材と同じ美しい肌が現れふくいくたる香りが漂うと言われています。
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