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木材知識
日本を代表する国産材唐松
唐松 学名】Larix leprolepis
マツ科/カラマツ属
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信州をはじめとする本州中部を中心に分布。国産の針葉樹では、唯一の落葉樹です。年輪がはっきりしているのが特徴です。
唐松
カラマツの豆知識
  • 落葉松とも言われるように、日本産の針葉樹では唯一の落葉樹。
  • 信州や北海道の美しい光景としてすっかり定着している(例:上高地)。
  • 信州をはじめとする本州中部を中心に分布。海抜1000mから2000mの温帯上部から亜寒帯にかけて見られる。
  • 寒冷地域での造林樹種として、スギ、ヒノキに次ぐ面積がある。
  • 心材の色は褐色ないし赤褐色で、年を重ねると濃色になる。白色の辺材とは対照的である。
  • 早材と晩材の違いが大きく、年輪がはっきりとしている。
  • 肌触りはあまり滑らかではない。若い造材林はねじれなどの狂いが起きやすいが、ある程度の年齢に達すると落ち着く。
  • 樹脂が材面に出やすいため、これまでは建築物の目に触れる場所にはあまり使われなかった。
  • 最近では乾燥による樹脂固定技術が進んで、カラマツの内装材などの用途も広がっている。
  • 成長の遅くなった大木のカラマツは、「天カラ」と呼ばれて評価が高い。
  • 心材の保存性は中庸。水中での耐久性が高い。
  • 用途は建築用材、土台、床・壁材、桁、梁、階段板、そのほかには家具、足場丸太、杭丸太、コンパネ桟木など。
  • 幼壮時の成長が極めて速く、人工林では樹齢30年~40年で伐採、出荷されるものが多い。
  • 乾燥収縮率は大きいが、良く乾燥させて使えば魅力のある材となる。
乾燥技術の向上により内装材への用途が広がった
四季のある樹木
●カラマツは針葉樹の中で、一番おしゃれ!カラフルな木です。
日本に自生する針葉樹のほとんどは常緑樹ですが、カラマツだけは落葉します。そのためカラマツは四季の変化が豊であり、特に、新葉や黄葉の季節が美しいと言われています。春には、淡い緑の葉がきらきらと輝き、紫がかった花も私たちを楽しませてくれます。夏には葉は新緑色になり、11月には黄金色になって落葉します。単一で植えられていても季節によって、様々に姿を変えるので、実に楽しい木といえます。
ワンポイント
信州といえば高原のカラマツの美しい風景が思い出されるけど、植林によって造られた風景が多いのです。
内装材として生まれ変わる
●乾燥技術で矯正することがポイント
カラマツは戦後、その成長の早さを見込まれて、スギやヒノキが植林できない寒冷地に大量に植林されました。当初は、その土地で育った天然林の高樹齢木とは違い、30年から40年ほどの成長途上にある植林木には、ねじれなどの暴れや、ヤニが多く出て使いづらい木材という評価もありましたが、最近では高温脱脂乾燥技術により、内装材や柱材等への利用が可能になってきています。
ワンポイント
植林のカラマツも100年を過ぎると、天然のものと同じく材の欠点が矯正されていくという。
飽きのこない有色系木材
●見た目とは違いタフで男性的な木材質
立っている木はとても女性的ですが、木目の表情はシンプルではっきりとしており、材の硬さも日本産の針葉樹の中では重厚です。杭や足場板などの土木用の資材に使われることも多く、木材としては、どこか男性的な印象を受けます。 現在では、洋室などの椅子や家具がある、どちらかというと傷のつきやすい部屋の床材にも使えるようになりました。茶褐色の有色系の木材ですが、飽きのこないトーンで落ち着いた雰囲気をつくり出してくれます。
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